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朴 正煕 Pak Jung-heui 1917-1979

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朴正煕 国の軍人・政治家。日本の陸軍士官学校を卒業したエリート軍人。1960(昭和35)年、韓国国防軍・第2軍団副司令官に就任。1961(昭和36)年、粛軍クーデターを起こし、国家再建最高会議副議長に就任。1962(昭和37)年、同議長(国家元首)に就任し、以後、一貫して政軍両権を主導。1963(昭和38)年には民主共和党総裁、大統領に当選し、1972(昭和47)年公布の「維新憲法」で、第8代大統領に就任。しかし、あまりにも独裁的だった為、1979(昭和54)年、腹心で韓国中央情報部(KCIA)部長の金崔圭(キム=チェキュ)等によって暗殺された。しかし、彼が大統領在任中に、日韓両国の「戦後問題」が政治決着され、日本から多額の資金援助を引き出し、後に「漢江(ハンガン)の奇跡」と呼ばれる事となる韓国における国土復興・高度経済成長が推進された事から、近年、「国民を抑圧した独裁者」から「優れた政治指導者・愛国者」へと、その評価が変わりつつある。


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